ホストのバイト体験談~Part3~いよいよ体験入店!大学生がホストクラブのバイトした結果

2019年5月21日

大学生の頃にホストのバイトを行った体験談を書いています。

前回の続きです。
ホストのバイト体験談~Part2~面接から源氏名の設定、振る舞いにおけるキャラ作りまで


ホストの体験入店

ホストのバイト初日、ついに開店時間を迎えた。
オープン直後にも関わらず、女の子が次々入店してくる。

ちなみに私が体験入店しているこのホストクラブはかなり人気がある。
満卓(満席)になることがほとんどだ。
女の子に対してホストが足りなくなることがほとんど毎日らしい。
実際に私は数回しか出勤していないが、私が出勤した日すべて満卓であった。

聞くところによると、他のホストクラブではこうもいかないらしい。
他の人気のないホストクラブではピーク時でも女の子一人に対してホスト二人がつくことが普通だったりする。
その点、私の今の環境は人気がある分非常に恵まれていると言えた。

オーナー「じゃあタツヒコ(私の源氏名)くん、まずは先輩ホストのヘルプに回って」
私「はい」

言われた通り先輩ホストのフォローに回る。
まず最初にヘルプとして指示されたところは、妙齢の女性の席であった。

ここで、私は作戦を立てていた。
ホストというバイトをしておいて何だが、私にはコミュニケーション能力が圧倒的に足りない。

そこでコミュニケーション能力不足を補うために、「この人最初に会ったんですけど、優しくしてくれたんですよー」とか「先輩かっこいいですよね」とひたすら先輩ホストをひたすら持ち上げることにした。

こうすることで女性とのコミュニケーションが成り立つ上に、先輩ホストにとっては女性の目の前で褒められることになるので、男として悪い気持ちになる人はいない。
よって先輩ホストをひたすらフォローする役に回ったおかげで、そこそこ先輩ホストに気に入られ、ホストにおけるノウハウを結構教えてもらえることになった。

体験入店してから4、5卓ほど回った。
女の子たちの入店が衰えず、徐々に満卓となる。

ここで、料理を作ったりドリンクを出したりする方に声をかけられた。
その方を新宿スワンからとって便宜上"関さん"と呼ぶことにする。

関さん「大分回ったね」
私「はい、全然喋れてないですけど」

関さん「最初はそんなもんだよ。でもホスト足りてないから一人であそこの席行ってくれる?」

関さんが女性二人組がいる席を指さす。
いきなり1対2かよ。

私「まじすか」
関さん「頼んだ」

めちゃくちゃ躊躇ったが、女性二人組が座る席に向かう。
女性二人組の目の前に着席し、ドリンクを作って乾杯する。

女性A「こんにちはー」
私「こんにちはー。俺今日ホスト初めてなんですよ」
女性A「そんなんだ。ここは安全だから安心してよ。ゆっくりしてって」
私「ありがとうございます(笑)」

女性の優しさに助けられた。
その女性二人は親子で来ていた。
親子でホストクラブに来るとかあるのか。
社会勉強にはなるかもしれないが。

ちなみに情けないことに、ホストの体験入店してからホストを辞めるまで一人で女性との会話を弾ませたことがなかった。
他にも理由はあるが、私にはホストは向いていないことを確信した。
少なくとも当時の私には絶対に無理だ。

この時は女性との会話は弾まなかったが、終始女性の優しさに助けられた。
無難に会話をこなした気がする。

ところで、ホストと女性の間で会話する内容が分からなくて、一人でいた時女性に「普段ホストとどんな話をするんですか?」と直接聞いて回ったことがある。
聞いて回ったところ、すべての女性に「何話してるのかな?いろいろ?」みたいな曖昧な返事をされた。

どうやらホストの先輩方は話がうまいせいか、女性にどんな会話をしているのか意識させていなかったらしい。
そういえば、ここはホストクラブの中でも大手だった。
関さんも今のメンバーのことを”最強メンツ”と評していた。
その最強メンツに囲まれ結果として鍛えられ、本当貴重な体験をさせてもらった。

細かい会話の内容は、読者の皆さんも興味がないと思うので省かせていただく。
私にとってはすべての会話の内容が貴重な体験であり、今後の女性との会話に非常に役に立つこととなったのだが、長くなりすぎてしまう上にだらだらしてしまうため、印象深いエピソードのみ話させていただく。
会話自体は、本当にとりとめもない話だった。
ホストの先輩方にも非常にためになる話をもらったが、ここで書くのも伝わらなさそうなので私の胸の内にしまっておこう。

そして体験入店から4回目の勤務日、事件は起こる。
他のホストの方々にとっては普通のことだったのかもしれないが、ホストという裏の仕事を初めて行った当時の私にとっては大変な事件であった。

もしかしたらこれを読んでいる読者の方々も「その程度のことかよ」と思うかもしれない。
だが、それは私が紛れもなくホストとして続けていくことに自信をなくした事件である。

うまく伝わらなく一人よがりになるかもしれないが、せっかくの機会なので書かせていただこうと思う。
最後まで付き合っていただけたらありがたい。

終わりに

ここで一度切りましょう。

まだまだ続きます。
あと2つですね。
バイト中に起きた私にとっての事件と後日談についてです。

続きはこちらのリンク先になります。
ホストのバイト体験談~Part4~私が短期間でホストクラブのバイトを辞めることになった事件とは

ちなみにホストのデメリットについてはこちらの記事にまとめてみました。
よろしければぜひご一読ください。
ホストやボーイズバーなど夜の仕事をやるべきでない理由とは?将来性がない!?

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